P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡
によって デーヴィス ダイアー
4.4 5つ星のうち(6人の読者)
P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡電子ブックのダウンロード - 内容紹介 1837年創業、ローソクと石鹸の小工場から180カ国・46億人に届くグローバルカンパニーに至るまで――南北戦争のとき、夜を照らすために連邦軍が使ったローソク。洗濯の苦労から開放した合成洗剤。忙しい両親の助けとなった使い捨てオムツ。これらのすべての画期的な製品の源はすべて同じ会社、消費財において「世界の巨人」であるプロクター&ギャンブル社(P&G)である。本書は、2世紀ほど前から今日、世界中至るところで生活改善のためのトップブランドを次々と生み出すような世界的企業になるまでの歴史を描いたものである。P&Gの社内文書の閲覧に加え、経営陣や従業員との独占インタビューが許可されて、明かされた唯一の公式記録。一社の経営史でありながら、経営学・マーケティングの教科書的な企業の事例として読んでおきたい一冊。 内容(「BOOK」データベースより) 1837年創業、ローソクと石鹸の小工場から、180カ国・46億人に届くグローバルカンパニーに至るまで―経営学・マーケティングの教科書的企業の画期的なイノベーション、挑戦と失敗のすべてが初めて明かされた唯一の公式記録。 著者について デーヴィス・ダイアーウィンスロップ・グループ共同創設者兼理事マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置き、歴史・記録文書の保管サービスを提供したコンサルティング企業であるウィンスロップ・グループの共同創設者兼理事。『ハーバード・ビジネス・レビュー』の元アソシエイトエディターであり、企業戦略について広くコンサルティングを行っている。共著書に、Changing Fortunes: Remaking the Industrial Corporation(共著、Wiley)、The Generations of Corning: The Life and Times of a Global Corporation(Oxford University Press)、Performance Without Compromise: How Emerson Consistently Achieves Winning Results(Harvard Business Review Press)などがある。フレデリック・ダルゼルウィンスロップ・グループ シニアコンサルタントウィンスロップ・グループ シニアコンサルタント。金融サービス、消費財、製造、教育などの分野で活躍。米国文明の研究によりハーバード大学から博士号を取得。ハーバード・ビジネススクール元研究員。著書にEngineering Invention: Frank J. Sprague and the U.S. Electrical Industry(The MIT Press)、Changing Fortunes: Remaking the Industrial Corporation(共著、Wiley)などがある。ロウェナ・オレガリオオックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員オックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員。イェール大学で歴史学学士、ハーバード大学で歴史学博士を取得。ヴァンダービルト大学の歴史学助教授を経て現職。著書にA Culture of Credit: Embedding Trust and Transparency in American Business(Harvard University Press)などがある。足立 光(アダチ ヒカル)ヘンケル・ビューティーケア コーポレート・ヴァイス・プレジデントヘンケル・ビューティーケア コーポレート・ヴァイス・プレジデント兼北東アジア統括ゼネラル・マネージャー。1968年米国テキサス州オースチン生まれ。90年一橋大学商学部卒業。P&Gのマーケティング部に入社し、日本・海外勤務を経て退職。ブース・アレン&ハミルトンとローランド・ベルガーにおいて、マーケティング・販売などを専門とする経営コンサルタントとして、全社成長戦略、新製品導入マーケティング戦略、海外進出戦略、マーケティング能力強化、販売・チャネル戦略などのコンサルティングに携わる。2004年よりヘンケルライオン コスメティクス(現シュワルツコフ・ヘンケル)へ転じ、2011年より現職。共訳書に『マーケティング・ゲーム』『ブランディング・ゲーム』(ともに東洋経済新報社)がある。前平 謙二(マエヒラ ケンジ)翻訳家翻訳家。1959年鹿児島県生まれ。84年関西大学文学部英文学科卒業。テレビCMプロデューサー、広告代理店勤務を経て94年P&Gに入社。マーケティング局で15年間北東アジアのブランドの宣伝広告を担当。その後、翻訳家として独立。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ダイアー,デーヴィス マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置き、歴史・記録文書の保管サービスを提供したコンサルティング企業であるウィンスロップ・グループの共同創設者兼理事。『ハーバード・ビジネス・レビュー』の元アソシエイトエディターであり、企業戦略について広くコンサルティングを行っている ダルゼル,フレデリック ウィンスロップ・グループシニアコンサルタント。金融サービス、消費財、製造、教育などの分野で活躍。米国文明の研究によりハーバード大学から博士号を取得。ハーバード・ビジネススクール元研究員 オレガリオ,ロウェナ オックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員。イェール大学で歴史学学士、ハーバード大学で歴史学博士を取得。ヴァンダービルト大学の歴史学助教授を経て現職 足立/光 ヘンケル・ビューティーケアコーポレート・ヴァイス・プレジデント兼北東アジア統括ゼネラル・マネージャー。1968年米国テキサス州オースチン生まれ。99年一橋大学商学部卒業。P&Gのマーケティング部に入社し、日本・海外勤務を経て退職。ブース・アレン&ハミルトンとローランド・ベルガーにおいて、マーケティング・販売などを専門とする経営コンサルタントとして、会社成長戦略、新製品導入マーケティング戦略、海外進出戦略、マーケティング能力強化、販売・チャネル戦略などのコンサルティングに携わる。2004年よりヘンケルライオンコスメティクス(現シャワルツコフ・ヘンケル)へ転じ、11年より現職 前平/謙二 翻訳家。1959年鹿児島県生まれ。84年関西大学文学部英文学科卒業。テレビCMプロデューサー、広告代理店勤務を経て94年P&Gに入社。マーケティング局で15年間北東アジア地域のブランドの宣伝・広告を担当。その後、翻訳家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡の詳細
本のタイトル : P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡
作者 : デーヴィス ダイアー
ISBN-10 : 4492540105
発売日 : 2013/6/28
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 21.4 (現在のサーバー速度は26.31 Mbpsです
以下は、P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書は、世界的企業であり、経営学・マーケティングの教科書として有名なP&Gについて、その成功に至るまでの長い歴史から、近年の戦略的方向性までの全体像を把握できる貴重な本であると同時に、最終章が「ブランド構築の原則」という内容で締めくくられていることからもわかる通り、P&Gのブランド構築の秘訣を徹底的に解明した本でもある。内容としては、P&Gの歴史の草創期から近年までを振り返る形で、伝説的なブランドであるアイボリー(石鹸)、タイド(洗剤)、クレスト(歯磨き粉)、パンパース(紙オムツ)などの誕生と進化が克明に描かれている。またその後の歴史の中で、P&Gが消費者満足や世界での競争を学習してきた経緯が、製品革新、世界展開、リーダシップの変化、ブランド構築などのキーワードを通じて解説されている。特に日本市場での失敗と成功は、そのジョイントベンチャーとしての出発から、初期のチアーや流通戦略での失敗、パンパースの成功と失敗、流通改革、近年の大規模コスト削減や、ジョイ・プリングルス・SK-IIの成功まで、ひとつの章を割いて克明に解説されている。また近年のP&Gの世界戦略であった大規模なリストラや、サプライチェーンの見直し(ECR活動)、伝統あるブランドのポジショニング変更、中国での苦戦などについても詳しく描かれている。特に本書を特別にしている(巷に溢れる「P&G流〜」と名のついた本と一線を画している)のは、本書がP&Gの社内文書の閲覧に加え、経営陣や従業員との独占インタビューが許可された、史上初めての本(唯一の「公式記録)であるという事実である。実際、P&Gの歴代のCEOのインタビューも、多数登場している。世界的優良企業としてのP&G自体に興味を持つビジネスマン、ブランド論やマーケティング、及びグローバル展開を携わるメーカーの経営企画やマーケ、広告代理店の方は、読んでおいて損はない良書。当然、外資系企業やP&Gに興味を持つ学生にもお勧め。本のボリュームの関係で、日本人になじみの薄い内容が何章か割愛されているので、更にP&Gのほかの側面(東欧への進出、等)を知りたい方は、原書「Rising Tide」に挑戦してもいいかもしれない。
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