自画像のゆくえ (光文社新書)本無料ダウンロード

自画像のゆくえ (光文社新書)

によって 森村 泰昌


3.9 5つ星のうち(4人の読者)

自画像のゆくえ (光文社新書)本無料ダウンロード - 内容紹介 自画像の歴史をめぐる、21世紀人のためのツアー セルフポートレイト写真(自画像的写真)をつくりつづけてきた美術家が、 約600年の自画像の歴史をふりかえりながら綴る「実践的自画像論」。 ◎ はじめに だれもが感じているように、現代ほど「わたしがたり」にあふれかえった時代はこれまでになかった。 世界的にその傾向にあるのかもしれないが、日本ではこの傾向がとくに顕著であるようにも思われる。 (中略) 本書は、私なりの想像力をつけくわえて試みた、 自画像の歴史をめぐる、21世紀人のためのツアーである。 ツアーは過去から順をおって、やがて20世紀へといたり、 最後はふたたび私たちが生きているこの現代(=「自撮り/セルフィー」の時代)にもどってきたいと思う。 ◎ もくじ はじめに 【第1章】自画像のはじまり ―― 鏡の国の画家 【第2章】カラヴァッジョ ―― ナイフが絵筆に変わるとき 【第3章】ベラスケス ―― 画家はなぜ絵のなかに登場したのか 【第4章】レンブラント ―― すべての「わたし」は演技である 【第5章】フェルメール ―― 自画像を描かなかった画家について 【第6章】ゴッホ ―― ひとつの「わたし」をふたつの命が生きるとき 【第7章】フリーダ・カーロ ―― つながった眉毛のほんとうの意味 【第8章】アンディ・ウォーホル ――「シンドレラ」と呼ばれた芸術家 【第9章】さまよえるニッポンの自画像 ――「わたし」の時代が青春であったとき 【終章】最後の自画像 あとがき ◎ 著者プロフィール 森村泰昌(もりむら・やすまさ) 1951年、大阪市生まれ。美術家。京都市立芸術大学美術学部卒業、同大学美術学部専攻科修了。 1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真『肖像・ゴッホ』を発表。以降、今日に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品をつくりつづける。 国内外で多くの展覧会を開催。ヨコハマトリエンナーレ2014ではアーティスティック・ディレクターを務める。 2016年、「森村泰昌:自画像の美術史 ――『私』と『わたし』が出会うとき」(国立国際美術館)を開催。 2018年、大阪北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」をオープン。 著書に、『踏みはずす美術史』(講談社現代新書)、『美術、応答せよ!』(筑摩書房)など多数。 2011年、一連の芸術活動により紫綬褒章を受章。内容(「BOOK」データベースより)自撮り時代の「わたし」をめぐる物語。セルフポートレイト写真(自画像的写真)をつくりつづけてきた美術家が約600年の自画像の歴史をふりかえりながら綴る「実践的自画像論」。商品の説明をすべて表示する

自画像のゆくえ (光文社新書)の詳細

本のタイトル : 自画像のゆくえ (光文社新書)
作者 : 森村 泰昌
ISBN-10 : 4334044379
発売日 : 2019/10/16
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.97 (現在のサーバー速度は27.2 Mbpsです
以下は、自画像のゆくえ (光文社新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
2時間程度で自分の興味あるテーマについてさらっと読める「新書」というジャンルながら、なんと600ページ越え(ほぼ3冊分!)で、引用も多く、ひじょうに饒舌な「大著」です。日本人好みの西洋画家たち(ファン・エイク、デューラー、ダヴィンチ、カラヴァッジョ、ベラスケス、レンブラント、フェルメール、フリーダ・カーロ、ウォーホール)の「自画像」(または「自画像的な」)を紹介。芸術家ならではの視点と切り口、斬新な解釈で新しい絵画の観方を教示してくれます。ただし、日経新聞「私の履歴書」に連載したほうがいいような「自叙伝」や「霊言的インタビュー」もあり、やはりテーマを絞り、2~3分冊にしたほうが読みやすかったのも事実。そして、ほんとうに著者が言いたいことは、松本竣介を通して「終章」を中心に終盤で語られるという巧みな構造です。

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