社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)
によって 斎藤 槙
4.1 5つ星のうち(26人の読者)
社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)ダウンロード - 内容紹介 皆様、こんにちは!「社会起業家」の本に関心を持ってくださり感謝しています。 企業の社会責任(CSR)や社会責任投資(SRI)という言葉がメディアを賑わすようになって久しいですが、私もロサンゼルスに住みながら、日米を拠点にこのテーマでコンサルティングの仕事をしています。 その中で、悩みを抱えながらも活躍する企業担当者や、素敵な社会起業家たちとの出会いがたくさんあります。2000年に出した『企業評価の新しいモノサシ~社会責任の基準から』(生産性出版)では、ご紹介しきれなかったこれらの方々の魅力や想いをお伝えしたいと思い、今回は人に焦点を当てた本を書きました。 社会起業家から教わった生き方、働き方の10の極意を披露すると…… 1.自分の好きなこと、楽しいことに夢中になろう。 2.いろいろな人と喜びや悩みを分かち合おう。 3.効率を優先させない。何が大切かを見極める。 4.かわいい子には旅をさせよ。かわいい子だけでなく、自分がかわいい大人も旅に出よう。きっと名案が浮かぶから。 5.おかげさまで、の気持ちを忘れずにいよう。 6.あきらめるから失敗する。成功するまで頑張ろう。 7.人と競争するのではなく「協奏」しよう。 8.人生に無駄はない。一見、マイナスなことでもそこから何かが見えてくる。 9.人がどう思うかではなく、自分がどう思うかを大切にしよう。 10.たまには自分を褒めよう。 皆様にも元気が伝わりますように。そして生き方、働き方のヒントになりますように。 出版社からのコメント 21世紀になっても相次ぐ企業の不祥事や長引く景気の低迷から、今の日本ほど企業で働くことの意味が問われている時代はないのではないでしょうか。 そういう中で、単に収入を得る手段としてだけではなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ――このような価値観をもって働く社会起業家が注目されてきています。 「ビジネス界のチアリーダー」と自称してロサンゼルスで活躍している、自身社会起業家(社会責任コンサルタント)でもある著者が、社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方・働き方を紹介し、その意義を考えてみようという一冊です。 利益至上主義の企業の在り方に疑問を感じている人、ビジネスを通じて環境や社会によいことをしたいと思っている人、就職活動・転職活動で迷っている人などに是非読んでいただきたいと思います。 (新書編集部平田賢一) 内容(「BOOK」データベースより) 単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ―このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている。社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し、その意義を考える。 著者について 斎藤槙(さいとう・まき)1967年東京に生まれる。1991年聖心女子大学卒業後、広告代理店電通入社。1998年米国コロンビア大学国際関係大学院修士号取得。その後、ニューヨークを拠点として、企業の社会責任度調査・格付けを行なうシンクタンクCEP並びに世界労働規格SA8000を認定する組織SAIなどを経て、インターネットを媒介としての企業・NPO・市民をつなぐEarth Sectorの共同設立者として起業。現在はロサンゼルスにてコンサルティング会社ASU International代表・社会責任コンサルタント 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 斎藤/槙 1967年東京に生まれる。1991年聖心女子大学卒業後、広告代理店電通入社。1998年米国コロンビア大学国際関係大学院修士号取得。その後、ニューヨークを拠点として、企業の社会責任度調査・格付けを行うシンクタンクCEP並びに世界労働規格SA8000を認定する組織SAIなどを経て、インターネットを媒介として企業・NPO・市民をつなぐEarth Sectorの共同設立者として起業。現在はロサンゼルスにてコンサルティング会社ASU International代表・社会責任コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)の詳細
本のタイトル : 社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)
作者 : 斎藤 槙
ISBN-10 : 400430900X
発売日 : 2004/7/21
カテゴリ : 本
ファイル名 : 社会起業家-社会責任ビジネスの新しい潮流-岩波新書.pdf
ファイルサイズ : 20.14 (現在のサーバー速度は27.42 Mbpsです
以下は 社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
テーマとしては興味をそそられたが、著者の文章力のなさ(若しくは私の読解力のなさ)のせいで内容にのめり込めなかった。社会起業家とは、ビジネスと公共性を両立するアクターであり、企業の公共性重視やNPOの収益性向上といった状況に見られる。1980年代イギリスで福祉国家の行き詰まりの中で現れてきたらしい。初期の代表的な社会起業家は、ベン&ジェリー・アイスクリーム(社会問題解決を重視する営利企業)、コモングラウンド(経営スキルに長けたNPO)。○・近年、日本で地方活性化や政治、教育分野で社会起業家の重要性が増してきている印象を持っている。本書の出版は2004年だが、その意味で10年前からこうしたテーマに注目していたことは先見の明があったように思う。・社会起業家第二世代などの葛藤は公共性を重視しながら営利企業として大企業化していく際の葛藤が感じられて興味深い。×・後半の実際の社会起業家の紹介の段になると、途端に安直な綺麗毎に終始したような文章になり、読んでいて、白けてしまった。最近実際の社会起業家の方の話を聴いたのだが、そこで伺った収益化に苦労しているといった、大変さの印象に比べてあまりにもあっさりとしたサクセスストーリーのように描かれていたのに違和感を覚えたのかも。今後の方向性・社会起業家の成長には寄付文化が重要。本書にも寄付文化のあるアメリカで社会起業家が多く現れていることが書かれている。アメリカの社会では公的な社会保障に穴が多く(最近オバマの医療保険改革がようやくあったけど)、そうした行政の穴を埋める形で非行政主体が公共的活動を担うようになった、のかなあと思ったんだけどその当たりの因果どうなんだろう。関連する本を読みたい。
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