AERA (アエラ) 2019年 11/18 号【表紙: 小沢健二 】 [雑誌]
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AERA (アエラ) 2019年 11/18 号【表紙: 小沢健二 】 [雑誌] mobiダウンロード - 内容紹介 ●小沢健二さん独占インタビュー! 小沢健二さんが表紙とインタビューに登場します。 11月13日に13年ぶりの新作アルバム「So kakkoii 宇宙」をリリースするのに先駆けて、 22年ぶりに雑誌のインタビューに応じました。 撮影はもちろん、蜷川実花です。 11月13日に13年ぶりの新作アルバム「So kakkoii 宇宙」をリリースする小沢さん。 雑誌のインタビューを受けるのは約22年ぶりのことです。 「インタビューを受けないようにしていた」という小沢さんは、その理由を「インタビューされる方の中にすでに答えがあって、その証拠を取りにくるようなことが多かったんです。それが非常に不毛に感じてしまった」と語ります。 そして、久々にインタビューを受けたのは、 新作「So kakkoii 宇宙」の話をするのが楽しいと思ったからだ、と。 「So kakkoii 宇宙」は、2017年リリースのシングル「流動体について」や、「小沢健二とSEKAI NO OWARI」名義の「フクロウの声が聞こえる」のオリジナルバージョン、2018年に発表された映画「リバーズ・エッジ」の主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」も含む全10曲。 全曲の作詞作曲のほか、アートワークも自ら手掛けています。 カラー3ページのインタビューでは、新作に収録された曲に即して「歌詞になっているのは1995年と2020年だけど、本当はその間のことを歌いたいし、捉えたい」と話し、 ニューヨークから日本に戻ってきてからの心境の変化、いま日本に住んで書くことの意味などを語っています。 ●嵐「Reborn」戦略の徹底分析をAERAが掲載! 嵐の「Reborn」戦略についても徹底分析。 写真は、嵐のメンバーの「信頼関係」が見て取れるカットを中心に掲載しました。 この号では、11月3日に記者会見し、デジタル解禁やアジア4都市での緊急会見、新国立競技場でのライブなどを発表した嵐の「Reborn」戦略について、徹底分析も試みました。 全4ページの記事には、メンバーの相葉雅紀さん、松本潤さん、二宮和也さん、大野智さん、櫻井翔さんの5人の間の「信頼関係」が映りこんだ写真を中心にピックアップしてちりばめています。 目配せし合ったり、肩を抱き合ったり、おそらくは会場にいた記者の誰かのほうを見て笑ったり驚きの表情を浮かべたり。 すでに配信済みの記者会見全文とあわせて、現場の高揚感をお届けします。 ●巻頭特集は「倒れる前の手続き・備え94」 誰にでも不意にやってくる、病気や事故でのダメージを最小限に押さえるためのノウハウを丁寧に解説 巻頭特集は、「倒れる前の手続き・備え94」。「死後の手続き」は昨年来の人気コンテンツですが、働き盛り、子育て世代のAERA読者にとって怖いのは、不意におそってくる病気や事故。万一のときのダメージを最小限に押さえるためのノウハウを、実際に「通勤途中に腹部の激痛に襲われ緊急入院」「会社のいすから転げ落ち、気づいたら脳卒中で集中治療室にいた」という体験をした人たちや、専門家への取材をもとに、丁寧に解説しています。 ほかにも、 ■会議のメンバーが証言 英語民間試験「導入」は「話題にも上らなかった」 ■宇野昌磨 グランプリファイナル絶望でも「僕は前を向いています」 ■台風・豪雨に備える保険の超基本 保険の種類から補償されないケースまで ■首里城焼失 資料は残った 「復元」はできる ■巨額赤字の次にソフトバンクグループを待ち受ける落とし穴 などの記事を掲載しています。 出版社からのコメント 小沢健二さん独占インタビュー&嵐「Reborn」戦略の徹底分析をAERAが掲載!
AERA (アエラ) 2019年 11/18 号【表紙: 小沢健二 】 [雑誌]の詳細
本のタイトル : AERA (アエラ) 2019年 11/18 号【表紙: 小沢健二 】 [雑誌]
発売日 : 2019/11/11
カテゴリ : 本
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いきなり本紙面からの数字の引用になるが、"13年ぶりのニューアルバム"を発売を記念し、"22年ぶりの本格的な雑誌取材"として小沢健二が「AERA」表紙及び独占インタビューとして登場している。本来、まず音楽雑誌が特集を組むべきだとふと思ったが、あれだけ全盛期、追いかけてた音楽雑誌も、この20年で殆どが廃刊となった今「AERA」で取材の初陣を飾るところが、彼らしい。(どうした、"唯一邦楽雑誌で気を吐いてるロッキングオンジャパン?"普通、連動して新譜発売前には取材終えてプロモーション兼ねて特集組むだろう⁉︎次号で特集でも組んで、追随しないと名が廃れるぞ。)それこそ新譜収録曲でありながら、MVが先行解禁になった「彗星」の歌詞ではないが、95年にオザケンに夢中になってた当時の20〜30代ファンも24年経って、今やアラフォー、アラフィフになっていると思うと、光陰矢の如し、と痛感せざるを得ない。当方は2017年の「流動体について」で、彼がようやくメインストリームに戻ってきてくれたときは、諸手を上げ、その復活を心から喜んだが、こうしてアルバムとして正式に新譜が発表されるまで2年近くかかったことがもどかしいぐらいだ。まだ発売前につき新譜が手元にないため、上記「彗星」しか、聴いていないが、本誌掲載インタビューも読んだうえで、極論ながら、言えるのは、この四半世紀に近い実質的タイムラグがありながらも、"オザケンは本質的に何も変わっていない"ということではないか。音づくりについては、基本的に95年当時、「LIFE」発表後の怒涛のシングルラッシュで追求した多幸感に満ち溢れた"王道ポップス"のサウンドプロダクションに近い。シニカルな彼の性格からして、この2020年に、長いブランクを経て発表する新譜が、シリアスでストイックな「犬キャラ」ジャズ的アプローチの「球体」、はたまたソウルミュージック寄りに「eclectic」のようなものであってもおかしくは無かったはずだ。しかし2年前の先行シングル(⁉︎)「流動体について」と「彗星」を聴くかぎり「LIFE」や95年当時の怒涛の胸キュン系一連シングルタイプのサウンドがメインテイストであるようだ。言わずもがな、それはポップ感を強調することで、リスナーの間口を広げ、敷居を低くするためだけではないことは言うまでもない。ましてやセールス的に成功を収めた最盛期の焼き直しだなんて、これっぽっちも思っていない。単純に今、小沢健二というアーティストが、2020年鳴らしたかった音がこのサウンドであったと信じてやまない。歌詞自体も根本的にはなんら変わっていない。彼はあの頃、つまり95年当時から、高揚感溢れるサウンドというオブラートに包みつつ、一見、甘い恋愛にだけついて歌っているようでありながら、真髄の部分ではアイロニカルなまでに、刹那感、無常感、そしてすべてのものには終わりがあるということを裏メッセージとして暗示した作品を量産していた。(またそれも裏を返せば、万物が有限であるからこそ、"今" "この場所"という有り難みを感じなければいけないと訴えてきたとも言えよう)実際、この25年で彼を取り巻く環境、プライベートは言うに及ばず、世界は大きく様変わりした。(インタビュー中、小沢健二はそんな95年から2020年の間を歌っていきたいとも語っている)彼が歌うテーマ、モチーフ自体は核の部分で変わっていないながら、唯一変わったといえば、実際に自身が子供を授かることにより、さらに小沢自身がかねてから持っていた"子ども"寄り視点に磨きが、かかったことではないだろうか。補足するまでもないが、"子ども"寄り視点"とははけっして世間一般で言うステレオタイプな"純真無垢''の意味ではない。聡明過ぎる小沢がゆえ、膨大な知識知見を一旦脇に置きながら、中途半端に偏った既成概念やバイアスに影響されず、あるものをあるがままに見つめる視点を指す。"子ども"と同じく、キーワードになっている"宇宙"も同様であり、これまたありがちな壮大なスケールなどといった意味ではなく、長い時間及び空間軸をも超えたマクロな視点の暗喩である。延いては、そんな無限宇宙の中の小さい小さい地球のうえで、こうして生きているという奇跡に感謝し、謳歌すべきという信条のベースとして''宇宙"という言葉を多用しているのでは?と思えて仕方がない。新譜のうちの一、ニ曲しか、聴いていないのにここまで興奮させてしまう小沢健二というアーティスト。他にあまり類を見ない、まったく罪づくりな表現者である。キオスクに並んでる本誌を見かけながらも、立ち止まることもせずに通り過ぎてしまう、かつての熱心なオザケンファンも多いことだろう。本屋でふいに見かけ、パラパラめくり、単純にノスタルジーにひたり懐かしむだけで終わらせてしまう自称元オザケンファンも沢山いるに違いない。ただし音楽が生活の大半だった頃に比べたら、殆どのウェイトを労働(仕事)や育児、に占められてしまっている我々"大人"こそが、彼の新譜を購入しなければいけないと信じている。聴く前から、新譜が、安っぽい人生応援歌などではなく、もっと奥深いところまで浸透し、聴くものすべてに力強くポジティブな未来を切り開くために覚醒させてくれる力を与えてくれる出来栄えになっていると勝手に信じこんでしまっている自分がここにいる。増してや、こんな世の中、日本国内だからこそ、"日常"と"宇宙"を巧みに繋ぎ、歌として紡ぎあげるアーティスト、小沢健二の作品が年齢性別問わず、より多くの人に聴かれるべきだとも強く信じている。
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