『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと
によって 仙頭 寿顕
3.7 5つ星のうち(9人の読者)
『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと pdfダウンロード - 『諸君!』は初代編集長から最後の編集長まで、おおむね、その創刊時の理念を引き継いで編集されてきたと思う。「反体制」ではなく「反大勢」雑誌だった。朝日やNHKや岩波書店などがつくる「大勢」に対して、こんな見方も、こんな事実もあるんじゃないのと、揶揄したり、茶々を入れたり、時には真剣に徹底的に論破したり……と。それこそが、言論出版の自由の最たるものではないのか。大新聞などが、戦前の軍部のようにみずからへの批判を許さない「検閲機関」のように居丈高になっていたときに、週刊誌や月刊誌が、細々と異論を提示したからこそ、日本の言論の自由は守られてきた。 (本書より)文藝春秋が刊行していたオピニオン誌『諸君!』の編集に長年たずさわった編集者による歯に衣着せぬ回想記。洒脱な筆致で、迷走する雑誌ジャーナリズムの存在理由を問い直す。
『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたことの詳細
本のタイトル : 『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと
作者 : 仙頭 寿顕
カテゴリ : 本
ファイル名 : 諸君-のための弁明-僕が文藝春秋でしたこと-考えたこと.pdf
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以下は、『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたことに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
入社当時は右翼、タカ派と言われた著者だが、この30年で世界の現実が正しさを証明したわけで、立派だとは思う。しかし、いま、肝心の文芸春秋社が左翼?の幹部に乗っ取られ、急激な左カーブで惨憺たるありさまだ。本書も、それに批判的な立場でいろいろ内実めいた話を書いているのだが、「上司」が出版を中止させた、「上司」の「上司」がそう判断した、とかいう曖昧な記述ばかりで、具体的に誰がどう判断して今のようになっているのかわからない。なぜ、具体的に上司の名前を出し、その判断の是非を世に問わないのか。キチンと批判しないのか。結局、「社友」の肩書を持ったまま「円満退社」を望んでいるのだなと思ってしまう。その観点で本書をあらためて見てみると、結局、この著者(仙頭氏)、周りの誰とも戦かわず、大家や先輩のコバンザメみたいに要領よく世渡りしてるように見えてくる。その意味で、筆一本で喧嘩しながらも立っている坪内氏は本当に立派だな。この著者が偉そうに坪内氏に手紙書いてるけど、100年早いぞ、この腰抜け!
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