これから仮想通貨の大躍進が始まる!
によって 北尾 吉孝
4.3 5つ星のうち(23人の読者)
電子ブックこれから仮想通貨の大躍進が始まる!無料ダウンロード - 内容紹介 「これから金融の世界では、仮想通貨とその基盤技術であるブロックチェーンによる〝革命的〞な変化が起きます。 それに伴い、私たちの日常生活も劇的に変わるでしょう」(「はじめに」より) 今、ブロックチェーン革命によって、金融業界に大激変が起きようとしています。 その革命を牽引しているのが、SBIのトップを務める北尾吉孝氏です。 SBIは、世界の金融機関の先頭に立って、国際送金の仕組みを抜本的に改革することを目指し、世界の金融機関と投資家たちから注目を集めています。 北尾氏は、仮想通貨について次のように言います。 「デジタル通貨が発行されるようになれば「仮想通貨はなくなるだろう」といった見方も強くなりつつあります。 しかし、私はそうした見方をまったくしていません。 これから本格的な市場規模の拡大期に入ると考えているのです」(本文より) ブロックチェーン革命によって、 世界経済や日本経済、そして私たちの日常生活はどのように変わるのか? 革命の最前線に立つ北尾氏には、どのような“未来"が見えているのか? まもなく私たちが直面することになる“新しい時代の経済"の全貌が、本書で明らかになります! (章構成) 第1章 「ブロックチェーン革命」によって私たちの生活はどう変わるのか? 第2章 仮想通貨は、本当に「決済通貨」になれるのか? 第3章 ビットコイン VS 中央銀行の「デジタル通貨」 第4章 「新しい時代の経済(フィンテック2・0)」の全貌 第5章 仮想通貨が地域経済を活性化する 第6章 SBIグループにおける「フィンテック1・0」から「2・0」への進化 内容(「BOOK」データベースより) 「今、ブロックチェーン革命の最前線で起きていることをすべてお話ししよう」仮想通貨の市場は60倍以上に拡大する! 著者について 北尾 吉孝(きたお よしたか) 1951年、兵庫県生まれ。74年慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。89年ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92 年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。99年より現職。現在、証券・銀行・保険等の金融サービス事業や新産業育成に向けた投資事業、医薬品開発等のバイオ関連事業などを幅広く展開する総合企業グループ、SBIホールディングス代表取締役社長。公益財団法人SBI子ども希望財団理事及びSBI大学院大学の学長も兼務。 主な著書に『何のために働くのか』(致知出版社)、『進化し続ける経営』(東洋経済新報社)、『実践版 安岡正篤』(プレジデント社)、『成功企業に学ぶ実践フィンテック』『実践FinTech』(以上、日本経済新聞出版社)など多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 北尾/吉孝 1951年、兵庫県生まれ。1974年慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券入社。1978年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。1989年ワッサースタイン・ベレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。1991年、野村企業情報取締役。1992年、野村證券事業法人三部長。1995年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。1999年より現職。現在、証券・銀行・保険等の金融サービス事業や新産業育成に向けた投資事業、医薬品開発等のバイオ関連事業などを幅広く展開する総合企業グループ、SBIホールディングス代表取締役社長。公益財団法人SBI子ども希望財団理事及びSBI大学院大学の学長も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
これから仮想通貨の大躍進が始まる!の詳細
本のタイトル : これから仮想通貨の大躍進が始まる!
作者 : 北尾 吉孝
ISBN-10 : 4797397136
発売日 : 2018/11/7
カテゴリ : 本
ファイル名 : これから仮想通貨の大躍進が始まる.pdf
ファイルサイズ : 25.52 (現在のサーバー速度は18.65 Mbpsです
以下は これから仮想通貨の大躍進が始まる! の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
仮想通貨の将来を占う上では、二つのパートに分けて考えることが必要だろう。一つは、既存の法定通貨をベースとし新技術でこれまでの金融を進化させたものと、もう一つは国家の支配に依らない(ビットコインに代表される)全く新しい通貨の台頭だ。もちろん、本書においてもこの両者が取り上げられている。まず、第1章において前者についての説明の一例として、「リップル社のグローバル送金ネットワーク」が紹介されている。利便性が高く送金コストの低減も図れる新技術は、早晩、実現するであろう。このあたりまでの内容については概ね同意できる。トーンがおかしくなるのは、法定通貨を代替する仮想通貨を取り上げた第2、第3章あたりからだ。特に、ビットコインが評価されるべきとする根拠に「時価総額の大きさ」を挙げている以下の記述には仰天する。「2018年10月10日現在、仮想通貨全体の時価総額は24兆円で、ビットコインは12兆5000億円です。この時価総額は、すでに「Too big to fail の状態といえます。」<中略>私は、すでに仮想通貨の時価総額はその状態に突入しており、もし取引を停止するようなことになれば、金融市場に大きな影響を及ぼすと考えています。」(P130)本書の中でも取り上げられているように、ビットコインは実需としての決済需要はほとんどなく、かつ保有が大量保有者の一部に偏っている未だいびつな通貨である。その時価総額の変動なぞ「数字のまやかし」に過ぎず、金融市場に影響を与えないだろう。(実際、昨年末からのビットコインの暴落も金融市場に何も影響を与えなかったではないか。)この他、仮想通貨に関わる税金のポイントとして、「申告分離の対象とするほうが望ましい」(p101)と突拍子もなく主張するところも訳が分からない。結局、このあたりは(ビットコインも扱う)仮想通貨取引業の社長としてのポジショントークと言わざるを得ない。この後、4章で「フィンテック2.0」として新構想を展開するが、既に類書で書かれていることの焼き直しで新奇性に欠ける。5章、6章は、SBIグループのセールストークが大半で終わり。この中で、Sコインについては、オープンプラットフォームの技術的な可能性は興味深いが、その一活用法としての地域内通貨については無理がある。なぜなら、法定通貨が併存する中で、「使い勝手の悪いこと」をウリとする通貨を人々が(オモチャ的以外に)敢えて利用する道理はないからだ。全般的に、ポジショントークとセールストーク満載で内容が薄く(ホントに北尾さんが書いたのかな?) かつ文量も少ないこの本が1500円(税抜)とは割高感は否めない。
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