改訂新版 日本の野生植物 2:イネ科~イラクサ科
によって 大橋 広好
4.2 5つ星のうち(4人の読者)
改訂新版 日本の野生植物 2:イネ科~イラクサ科本pdfダウンロード - 内容紹介 日本を代表する植物図鑑、30年ぶりの改訂。 新しい系統分類体系APGIII・IVを採用、旧版の知見をもとに新しい情報を付加し、 カラー写真も一新。第2巻はイネ科~イラクサ科を収載。 《7大特色》 1) 被子植物の新しい系統分類体系APGIIIを採用。 2) 属の検索表、種の検索表を一新。 3) 旧版の知見をもとに、新しい情報を付加。 4) 南西諸島、小笠原諸島の植物にも重点を置く。 5) 帰化植物、外来植物にも配慮した解説。 6) 美しい新写真によるカラーページ増補。 7) 充実した総索引(別冊)によりレファランス性がさらに向上。 【APGIII・IVとは】 DNA解析にもとづく新しい分類体系。被子植物系統研究グループ (Angiosperm Phylogeny Group)の略称。 分子系統学の発展にともない、形態にもとづく旧来のエングラー体系やクロンキスト体系に代わって、 APG体系が主流となった。1998年のAPGIからはじまり、2009年にはAPGIII、 現在は2016年春のAPGIVに改変されている。 国立科学博物館植物標本館では、標本の配置をすでにAPGIIIに移行している。 内容(「BOOK」データベースより) 30年ぶりの改訂。新分類体系APG3による最新植物図鑑。新しい知見を加え、検索表や写真も一新! 商品の説明をすべて表示する
改訂新版 日本の野生植物 2:イネ科~イラクサ科の詳細
本のタイトル : 改訂新版 日本の野生植物 2:イネ科~イラクサ科
作者 : 大橋 広好
ISBN-10 : 4582535321
発売日 : 2016/3/22
カテゴリ : 本
ファイル名 : 改訂新版-日本の野生植物-2-イネ科-イラクサ科.pdf
ファイルサイズ : 29.86 (現在のサーバー速度は19.28 Mbpsです
以下は 改訂新版 日本の野生植物 2:イネ科~イラクサ科 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
これが出た後にAPGIVで若干の体系変更がありましたが、あまり大きな影響はありません。系統に基づいたより自然を反映した分類体系になっており、解説も豊富なので系統分類学の勉強になります。ただし、目的の植物が一体何物かを検索する上では、せめてどの植物と近縁かということをイメージできなければ非常に時間がかかります。まともな科の検索表を作ることはほぼ不可能ですが、何らかの対策は必要でしょう。木本と草本の両者を分断していないため、そのグループの植物の多様性をより理解しやすくなっています。しかし、同定したい植物を写真で探そうとすると、ソーティングに不満を覚えるかもしれません。イネ目の一部が分断されていることは少し気持ち悪いですが、それほど困ることでもないでしょう。写真は豊富になりましたが、どの写真を採用するかという次元において、同定について専門家の裏付けが取れているものを優先しているらしい点、必ずしも同定の際に参考にしたい部分をクローズアップしているわけではない点は理解が必要でしょう。生態写真を優先する傾向もありそうです。同定に必要な部分に関しては各種ハンドブックに譲るということでしょう。執筆者のスタンスについてはもっと統一するべきと感じられます。旧分類からの変更点に関する記述もまちまちですし、外来種を含めることについても各人に任せられているようです。特に外来種については、専門家の不足などにより、信頼できる記述ができるほど十分な量のデータが蓄積されていないという背景もありそうに思います。初級者以上の同定、素人以上の勉強及び鑑賞に用いるのがいいでしょう。
0コメント