狂騒曲 1985~1990
によって 久間 十義
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狂騒曲 1985~1990ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) ノンバンク融資係の吉川堯は、数年ぶりに連絡のあった兄・恭太郎から東京タワーへ呼び出された。恭太郎は、街を見下ろしながら堯に言った。「東京の土地の上からゆらゆらと金色のカゲロウがたちのぼっているぜ」。一九八五年九月、五か国蔵相会議でのプラザ合意直後であった。その後、恭太郎は不動産会社を設立して自らがバブル経済の旗振り役となり、いっぽうの堯は、そんな兄への屈託を感じながら、底知れぬ恋へとはまり込んでいく―。 内容(「MARC」データベースより) 大蔵省が胴元、銀行が壷振り、地上げ屋と不動産屋がギャンブラーのバブル経済。「カネ、カネ、カネ」と、空前のマネーゲームに狂奔した亡者たちを描いた迫真の新社会派巨篇。
狂騒曲 1985~1990の詳細
本のタイトル : 狂騒曲 1985~1990
作者 : 久間 十義
ISBN-10 : 4048730614
発売日 : 1997/7/31
カテゴリ : 本
ファイル名 : 狂騒曲-1985-1990.pdf
ファイルサイズ : 28.44 (現在のサーバー速度は22.98 Mbpsです
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今は懐かしいバブル真っただ中をテーマにした作品だ。性格の違う兄弟を主人公に経済そのものよりも人物表記に重点をおいた構成だ。以外に最後はソフトランディングだ。華々しい取引の後に壮大な結末を期待したが見事に裏切られた。終章にあるように「バブル経済は大蔵省が胴元、銀行が壺振り、地上げ屋・不動産屋がギャンブラーの博打経済だった」はなかなか面白い表現だった。一般文学通算990作品目の感想。2013/04/26 22:10
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